あなたにとって、
職場はどんな存在ですか?
インタビュー
薬剤師の介入をさらに広く
ー 将来の未来像、今後の目標は?
病院薬剤師として大学病院に13年間勤務し、外来抗がん剤治療、病棟薬剤業務、救命救急センター業務、当直業務等さまざまな業務に携わってきました。当院に入職してからは主に調剤業務、病棟業務、感染制御チーム、医療安全対策に携わりました。当院ではまだまだ薬剤師が携わるべき部署が多々あると感じています。例えば外来部門や手術室の薬剤管理等が挙げられます。
また、薬剤師人生の15年間は病院内部での薬剤業務を行ってきましたが、当院のコンセプトでもある医療と介護の緊密な連携をとる点において、まだ薬剤師の介入はありません。介護施設の薬剤管理を始め、今後は病院に留まらない薬剤師が未来像であり目標でもあります。
“薬剤”の先を考える
ー 仕事の中で心がけていること・大切にしていることは?
薬剤を扱う薬剤師は、日々多数の薬剤を取り扱っています。その中で薬剤師の職務でもある、効能効果、用法用量、相互作用、副作用等を考えながら調剤監査業務を行っています。しかし、毎日のように行っていると薬剤師が取り扱うものが「薬剤」になってしまいます。私はこの「薬剤」の先には患者様がいるということを心がけ、患者自身はもちろん、患者様の背景も考え日々薬剤管理を行っています。
他職種とのつながりがとても深い
ー 今の職場の良いところは?
当院は多職種との繋がりがとても深く、チーム医療がより強固に行われている病院です。病棟などの現場に理事長、病院長を始めとした医師がおり、距離感の近いチーム医療が日常になっています。患者様を中心としたカンファレンスでは、医師、看護師はもちろん、リハビリテーション科、地域医療連携室とも共同し、患者様の背景に併せた薬剤管理業務を行っています。
また、私は医療安全委員会、感染制御チームを通じ、放射線技師、医療事務、臨床検査技師など多職種と日々連携し医療安全、感染対策に取り組んでいます。多職種との連携で様々なことを学ばさせて頂いています。
停滞は衰退と同じである
ー 鴻愛会への入職を検討している方へ
こうのす共生病院は常に前進を続けている病院です。私も薬剤師人生15年が経った今でも新たな発見、新たな挑戦に胸を躍らせる毎日です。特に当院において薬剤師が携わることはまだまだたくさんあります。自身では気づいていないこともあると思っています。
私の好きな言葉に「停滞は衰退と同じである」という言葉があります。これは現状に満足せず、常に前進することが大切であるという言葉です。この言葉を実現できるのがこうのす共生病院であると思います。
前進を続け、こうのす共生病院から新たな薬剤業務を一緒に発信できる仲間を待っています。
私のベストパートナー
臨床検査技師 佐藤くん
感染制御チームの一員として、毎週1回のICTラウンドではいつも真剣に院内の感染対策に対し評価を行って頂いています。また、薬剤耐性菌が発生した場合はいち早く報告を頂いています。この様に感染制御チームを通じ、若さ溢れる仕事ぶりに「刺激」をもらっています。また、仕事外ではユーモアのある方で「笑い」をもらっています。
1日の流れ
始業
夜間、休日等薬剤師不在時の処方調剤、監査、入院患者様の持参薬鑑定、薬剤管理指導業務、当日の退院時服薬指導業務を行います。また、病棟配置薬の使用状況を把握し、補充業務を行います。
調剤監査業務
翌日分の注射薬の調剤監査業務を行います。注射薬の用法用量が正しく処方されているか患者様のその日の状態を考慮して調剤監査を行います。また、緊急入院患者様がいれば、持参薬鑑定を含めた薬剤管理指導業務も行います。
昼休憩
昼休憩
多職種カンファレンス
多職種カンファレンスに参加します。カンファレンスを通じ、現時点の問題点などを多職種で相談、解決を行います。多職種カンファレンスは各診療科の担当医ごとに行っています。
注射薬の準備
翌日分の注射薬を看護師と共にダブルチェックを行います。その際により患者様に近い存在の看護師様から患者様の情報を頂くこともあります。
委員会の会議
日によっては各種委員会などの会議を行っています。会議がある日は会議を行い、その情報を薬剤科で共有します。
翌日の準備
翌日の準備を行います。翌日退院される患者様の情報や、翌日入院される患者様の情報を事前に収集し、可能な限りの準備を行います。
終業
帰宅します。